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鬼の子いとしや桃の恋/野原滋・金ひかる

BL小説感想作家名:(な行)
4.3
あらすじ

【イラスト付き】夏休み、実家の本家がある瀬戸内の田舎町に呼びつけられた大学生の西園(にしぞの)光洋(こうよう)。なんでも西園家は鬼退治の家系らしく、二十歳を迎えた一族の男子は「鬼鎮め」の儀式を経験しなければならないとか。今どきそんな因習など意味がないと、鬼を封じたとされる小さな無人島に軽い気持ちで向かった光洋だが、そこで本物の鬼の少年と出会って!?

https://www.cmoa.jp/title/1101276549/

出版社:幻冬舎コミックス
掲載誌・レーベル:幻冬舎ルチル文庫
電子版発売日:2020年05月20日
紙の本の発売:2020年05月20日


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感想

『もう行くのだろ?約束だものな』

果たされることのない約束を待ち続けて百五十年
疑うことなく待ち続けていたしづるくんの健気さと天真爛漫さに、初っ端から涙が止まりませんでした。

人間と共存するために一生懸命頑張る姿、大好きな桃を美味しそうに食べる姿。
仲間たちを次々に失くしたしづるくんの寂しさ、光洋くんが島に来たときの喜びを考えると、、
罪のない鬼を騙して利用し、自分を英雄のように語っていた西園の先祖への憤りがすごいです。

何事もそつなくこなし、弁えながら生きてきた光洋くんが道を外してまで守りたいと思うほどに大切に想い、どんなに危険な状況でもしづるくんを信じて。
『おまえがいないのなら生きていけないと言うただろ?』
しづるくんも、自分の命を捨ててでも光洋くんを護るために。

自分の身を犠牲にしてでも、互いを護ろうとする2人の想いにまたしても号泣。

無邪気なしづるくんが可愛くて仕方がなくて、その境遇に胸が苦しくなって。
普通の大学生である光洋くんが無力ながらにしづるくんを1番に想う心が愛おしくて。
本当に終始泣きっぱなしでした。

鬼のお話はいろいろ読んで来たけど、こんなに無邪気で可愛い鬼は初めてかも。

爪切りが自分でできなくて光洋くんに切ってもらうしづるくんが超可愛い。
光洋くんを慰めるためでも、大好きな桃缶は譲れない食いしん坊さも可愛い。

可愛いけど悲しくて、だけど読了感はほっこりです❀


最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥

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