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狐宝 授かりました 2/小中大豆・小山田あみ

BL小説感想作家名:(か行)
4.5

らすじ】

天涯孤独の和喜は妖狐の千寿と結ばれ可愛い三つ子を授かった。育児は大変だけれど手がかかるのさえ幸せな毎日。
そんな時一族の長である千寿の父が現れる。人間嫌いな父親は和喜を娶った千寿に怒り罰として千寿の記憶を消し妖狐だということも忘れさせてしまった!
自分をただの人間だと思い込んでいる千寿ともう一度最初から恋をやり直すことを決めた和喜。
まずは「とおさま!」と甘える狐耳の子供達がコスプレじゃないと理解してもらうところから始めて──!?

https://www.cmoa.jp/title/1101201663/vol/2/

出版社:笠倉出版社
掲載誌・レーベル:CROSS NOVELS
電子版発売日:2020年09月03日
紙の本の発売:2020年08月07日
購入:コミックシーモア


『俺はお前の父親じゃない』
少しの油断で一変した、幸せな日常。
共に過ごした数年の記憶を眠らされ、戸惑う千寿さんを諭すように言葉を紡ぐ和喜くんの強さに感動…!
だけど千寿さんの父親に手酷く拒絶され、聞かされていなかった「許嫁」の話を聞いた挙句に千寿さん本人からも冷たい視線をぶつけられて自分だって混乱しているのに、現状をきちんと把握しながら家族を守ろうとする心が痛々しくて…胸が苦しくなる。

何もできない、他人行儀でロクに協力もしてくれない旦那と、三つ子のワンオペ育児での家庭崩壊の危機。
父親の思惑通り、信じる心を失いかけていた和喜くんを支えてくれた千寿さんの「保険」…家族への愛に溢れたメッセージに涙が止まりません。
『今までも今もこの先も、俺にとって千寿さんは大事な人で、大好きな人です』
頭ごなしに拒絶せずに戸惑いながらもちゃんと話を聞いてくれて、慣れないながらも子供たちと遊んでくれる、優しい人。
記憶を失っても、また同じように愛を知る
最初に想いを通わせたときと同じことを気にして同じことを悔やんで。
何もできない自分に落ち込み、元々の自分に劣等感を感じる千寿さんの根本が変わっていなくて安心する。

『彼がいないと今の俺はないし、これからの俺もない。』
陰湿親父と性悪ピンク男の茶番で的になる和喜くんを守ってくれる千寿さんの盲目なまでの溺愛と、両親を想う三つ子ちゃんの大きな怒りにまた号泣。
明かされた千寿さんの幼少期の家族への想いがちょっと切なくて、今の家族への想いが本当に温かいです。

いろいろ腹は立ったけど、全く相手にされていない百弥さんも孫たちに盛大に嫌われた五百紀さんも気の毒ザマァ。いいとこ全部持っていっちゃう、ひ孫にデレデレなお祖父ちゃん好き♡

1・2巻の一気読み楽しかった~♡♡
盛大な親子ゲンカのせいで1巻よりも切なさは多かったけど、家族の絆をより深く感じることができました✩
少しずつ確実に成長していく三つ子ちゃんをこれからも見守っていきたい…
電子特別SSはかずキツネプレイ、シーモア限定SSは千寿さんのきのこ体操。甘々なふたりとほっこり幸せ家族の日常を最後まで堪能させて頂き幸せです♡


電子特別版・イラスト有
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