【あらすじ】
人質として送られたヒト族の王子・エリシャは、獅子王・ディオンとの謁見で項を噛まれる。故郷で「獣憑き」と迫害されるオメガだと発覚し、孤独に苛まれるエリシャ。一方、かつて父王が「運命の番」に溺れ、周りを不幸にした轍を踏むまいと、ディオンはエリシャに会わないと宣言する。だが蠱惑的な柘榴の香りに誘われ、眠るエリシャの許を訪れずにはいられない。夢うつつの中で誰からも必要とされていないと涙を流すエリシャに、ディオンは「俺が貰って構わないな?」と告げ…?
https://www.cmoa.jp/title/1101357224/
出版社:KADOKAWA
掲載誌・レーベル:角川ルビー文庫
電子版発売日:2022年07月29日
紙の本の発売:2022年07月29日
電子特別版・イラスト有✿
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「虚弱」だと蔑ろにされ
「出来損ない」だと蔑まれた命。
そんな自分に居場所を与えてくれた、赤獅子の王との出会い。
『幸せにしたいだけなんだ』
⋆潔癖獅子王αx不憫なアルビノΩ⋆
初めて「幸せ」と「愛」の意味を知る、“運命”の腕の中。
第二の性という認識がないヒト国で
「獣憑き」だと忌避され排除される存在。
それが、自分であることの衝撃。
一切の愛を与えられずに育ってきたエリシャの戸惑いや苦しみは計り知れないけど。
そんなエリシャをあまっあまに愛でるディオンに全てが救われる♡
不憫な生い立ちのエリシャ、
“唯一”を求め続けていたディオンの深い愛情。
「人質」として送り込まれた先で出会った“運命”が、とびっきり甘ーくて幸せでした。
エリシャを悲しませた奴らへの報復もしっかりあるからスカッとざまぁでスッキリ♩
貫井先生初オメガバ✩
王道的な設定だけど、溺愛獣人が大好きな私的には今回ももちろんドンピシャ♡
貫井先生の文章も好きだから、小説の波が来ていないときでもすぐに読みたくなっちゃうし読み始めたらやっぱり止まらなかったです。
せっかくのオメガバなのにちみっこが見れなかったことは残念でしたが、2人の間に子供ができたら絶対ディオンは溺愛するだろうな~とか、妊娠中の過保護がすごそうだな~とか、妄想するだけでも幸せ。
「大切な人」を大切に、愛し労りながら。
先生のあとがきもとっても素敵でした!大好きです♡
まとめ
・開花するΩ性
・愛を知って強くなる
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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