【あらすじ】
「触れてはいけない。私を抱けば、あなたはまたつらい目にあってしまう」
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「お前の災いの予言ごと俺が背負ってやる」
妖精の取り替え子・ルカは「災いの預言者」と皆に疎まれていた。その力を妖精王に消してもらうため、唯一の友達・ゼインの手を借りるが、そのせいで彼は追放されてしまう。
11年後、ルカは海賊となったゼインと再会する。彼に過酷な運命をもたらすことになる、ある使命を胸に。だが、ルカを恨むゼインにいたぶられるも、秘めていた恋情は募り、使命を果たす決心が揺らいでいく。
そして、その時はきて!? 二人がひとつになるとき、妖精界、人間界の命運を呑み込む大きな海流が動き始める――。
出版社:笠倉出版社
掲載誌・レーベル:CROSS NOVELS
電子版発売日:2019年09月06日
紙の本の発売:2019年08月10日
読み放題:KindleUnlimited
電子特別版・イラスト有✿
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狂わされた人生、あの日の裏切り。
それでも胸に残る、ともに過ごしたひと夏の時間。
真実と嘘が見極められず、ただ1人の存在に惑乱させられながら。
明かされた真相と“あの日”と同じ自らの選択。
『俺は、お前と生きる』
⋆海の冥王x災いの預言者⋆
捧げ合う真名に、込めた想い。
初読み作家さん。
ずっと気になりながらも、表紙的にしんどそうで読めずにいたこちら。
何となく今ならイケそうな気がして読み始めましたが…案の定初っ端から不穏。
ゼインはすごいルカのこと恨んでるし
ルカはルカですごい煽るし、、
え、何?何があったの????って若干ビビりながらも読み進め。
だけど気付けば、2人の間にある悲痛な過去と愛憎にすっかりとのめり込んでいました。
海賊船カーリー号の船長であり「海の冥王」と呼ばれるゼイン、
「妖精の取り替え子」であり「災いの預言者」として忌み嫌われるルカ。
ルカが幼い頃から受けてきた“痛み”がどうしようもなく胸糞悪くて、愛しい人を罠に嵌めなければならない心が苦しくて。
ゼインからあらゆるものを奪った“歯車”としての運命は、死と隣り合わせの壮絶なものだけど。
あの「妖精の夜」から十一年、ゼインが積み重ねてきた『今日』と
あの「妖精の夜」、ルカが望んだ『未来』によって行き着いた『今』があるから。
そして、その日々の中で得たかけがえのない“絆”。
ゼインを慕い、ルカを信じ受け入れてくれたカーリー号での『これから』。
どんな過酷な渦が起こっても2人が一緒にいればきっと大丈夫だって思えることが、こんなにも嬉しいです。
最初は憎しみを込め、
だけど、死を前にし求め合い。
生を感じ、繋げたカラダ。
あのゲス野郎に戒められ続けていたルカが、ゼインに愛され「初めて」知る“悦び”に戸惑う姿が痛々しくも愛おしくて涙が出てくる。
ほんとあのゲスへの報復が早く読みたい…!!!!
本当はシリーズ3作を読み終わってから感想を残そうと思ったんですが、2巻はカプが違ったので一先ず1巻だけで。
して、3巻はkindleにはあるけどシーモアにはないから…同人誌系なのかな?
前情報ナシで読んでいるので完結しているのかどうかすらわかりませんが、とりあえず次っ!
2巻もまた壮絶そうでハラドキです。
まとめ
・小さな歯車と大きな歯車
・運命のしもべ
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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