あらすじ
「もう逃がさない。お前がどこへ行こうとも。」魔族と人の間に生まれ、ドラゴンの言葉を理解する騎士・カイルは、ある日、昔の恋人・アルフレートと再会する。カイルは三年前に別れてから、彼を忘れた日はなかった。だが、かつて直属の上司だったアルフレートは今や辺境伯で、自分はただの平民の騎士。――それに、カイルは誰にも言えない、とある秘密を抱えていた。カイルは自分がアルフレートの傍にいる資格はないと、距離を置こうとするけれど、アルフレートはそれを許してくれなくて……?
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出版社:アルファポリス
掲載誌・レーベル:アンダルシュCOMICS
電子版発売日:2023年06月05日
紙の本の発売:2023年06月07日
※1巻
購入:コミックシーモア
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3年前、自ら手放した愛。
臆病で身勝手で、愚かだった自分。
己の生い立ちと向き合い
「呪い」と決別し
伝えることが、許されるのなら。
『アルフが…世界で一番好きだ……』
⋆溺愛辺境伯x半魔竜騎士⋆
伝え直したい、この想いを。
感想
2巻が配信されたので、感想を残せてなかった1巻から読み返し&感想まとめ。
こちらは異世界転生ではなく異世界ファンタジーなので、転生系が苦手な方でもファンタジーが好きなら楽しめるんじゃないかと♡
魔族の血を引くことで産みの親に捨てられたカイル。
周囲に虐げられ、再会した母親に命を狙われ…
そんな中、出会った優しい手。
望まれなかった「生」、大罪を犯した父の血を継いでいることをへの引け目から手放してしまったそれは、何年経っても忘れられるものではなくて。
突然の再会と、そこにあるアルフレートの揺るぎない愛情。
一応「容疑者」としての立場だったはずなのに、隠そうともせずカイルへの執着やカイルと兄弟同然の幼馴染・キースへの嫉妬心を見せるアルフレートがすっごく好き。
「顔面極振り性悪神官」ことキースは、神官とは思えないほど口も態度も悪いんだけど孤児院の子供たちへの思いも、カイルを何より大切に思う心にも偽りがなくて。
アルフレートたち貴族への煽りも遠慮のない物言いも、シリアスな空気にぶっこんでくるから思わずニヤニヤしちゃうし譲れないものへの言葉は心に沁みる。
カイルの生い立ち・クソみたいな母親のことがすごく辛く重いのに、合間に入るキースのアレコレや2人を見守る(?)人たちの気安さのお陰でそこまでのしんどさは感じません。
竜たちも可愛くてほっこりするし、2巻で明らかになるカイルの“血筋”もまたアレで。「呪い」との決別で進んだ、大きな一歩には胸がギュッと。
だけど、まだ片付いていないカイルに向けられた歪んだ執着が何だか不穏な空気を醸し出しているのですごく続きが気になります。
ここまできたらコミカライズで続きを待ちたいけど…原作を買うことも視野に入れとかないとかな。
描き下ろし・各特典
1巻
描き下ろし
「カイルの従士時代」
ショタカイルの餌付け
「辺境伯邸のキース」
“血”よりも強い家族の絆
シーモア特典
「噂の騎士と神官見習い」
「大聖堂の君①」
「大聖堂の君②」
幼馴染2人のあらぬ噂
2巻
描き下ろし
「キトラの治療後」
お兄ちゃんによる愛の腹パン&アルフの嫉妬
シーモア特典:
拗ねっこアルフ
まとめ
・面食いカイル※調教済
・幸せの代償を
tnk修正:白抜き
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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