【あらすじ】
それは、俺と壮志さんが出会って二回目の春を迎えるまでの物語――
貧乏大学院生の遣斗(けんと)は、大雪の日に家で凍死しかけたところを隣人の壮志(そうし)に助けられる。真っ黒な服を身に纏い、無口で強面な見た目は近寄りがたいけれど、表情を隠すように伸ばした髪からのぞく瞳は、何かを訴えるように揺れている。その日から毎日ご飯を作ってもらい、一緒に食べるようになって一年。この穏やかで幸せな時間が、壊れてしまうのが怖い――実は自分がゲイであることを隠し、膨らむ気持ちに蓋をしながら過ごす日々で…!?
https://www.cmoa.jp/title/198627/
出版社:徳間書店Chara
掲載誌・レーベル:Charaコミックス
電子版発売日:2020年05月15日
紙の本の発売:2020年04月25日
購入:コミックシーモア
SS付き電子限定版✿
無料試し読みはこちら↴
第一印象は死神。
だけど、温かくて美味しいご飯を出してくれた、命の恩人。
に、抱いてしまった後ろ暗い感情。
上手く話せない自分の言葉を、待ってくれる。
最初から、ちゃんと聞こうとしてくれた、初めての人。
伝えたい、大事な言葉。
『ちゃんと聞こえるよ』
⋆保育士の卵(大学院生)xメタラーパティシエ⋆
ゆっくりと育む、隣人との恋事情。
表紙のイメージ通り穏やかで優しくて、
思っていた以上に可愛いお話でした。
…何でもっと早く読まなかったんだ…!!(定期)
メタラー壮志さんの、“その”キッカケが悲しくて。
だけど、「今」の気持ちはいじらしくて。
隠れゲイだった遣斗くんの葛藤、
オープンゲイの竜童くんの“あの言葉”が切実で切ない。
作中にもないし、先生のあとがきにも書かれていなかったけど…
壮志さんは吃音とはまた違うのかな?
そうであっても、違ったにしても、
「言葉が上手く出ない」ことでどれだけ辛い思いをしたんだろう。
伝えたい言葉を「伝えられない」ことがどれだけ苦しいんだろう。
そう思うと本当に辛いけど、、
そんな中でもちゃんと自分なりの生き方を見つけている壮志さんの強さに感服する。
そして、遣斗くんが当たり前のようにしていることが、決して「当たり前」なんかじゃない優しさであることを強く感じるし、壮志さんの無表情の中にある感情の起伏が、読むほどに愛おしいです。
描き下ろしでは愛溢れるハジメテが♡
最後まで優しくて可愛くて、本当に満たされました。
読めて良かった!マミタ先生作品はこれで2冊目だから、他のも読んでみよう♩
・感情豊かな表情
・竜童くんのこともちょっと詳しくお願いしたい
tnk修正:修正ナシ
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
コメント