フェイク・ファミリー上・下/ひつじま羊

4.3

【あらすじ】

昔付き合っていた彼女の弟・春陽と再会した玲。彼の息子のあきらと共に泊めてほしいと頼まれる。その夜、春陽はお礼だと玲に触れてきて……！？　「家族」に焦がれてきたふたりの愛と再会の物語。
https://www.cmoa.jp/title/264184/

出版社：新書館
掲載誌・レーベル：シェリプラス
電子版発売日：2023年03月17日
紙の本の発売：2023年03月01日

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アニメイト【ｱﾆﾒｲﾄ特典付】

※特典には限りがあります。

『また会えてすげー嬉しい』

過去の恋人の弟であり
忘れられなかったただ1人との突然の再会。
そして、“3人”で始まった「家族ごっこ」。

戸惑いしかなかったその存在が、気付けば愛おしい存在に。

恐れていた自分の血筋よりも
二転三転する真実よりも、
大事なことに気付けたから。

『もうれーくんのこと手放す気ないよ』

⋆愛を求める年下ワンコｘ子供が苦手なお人好し⋆
「自分自身」が決める、大切な家族との「幸せ」。

毒親育ちの2人が、小さな子供を守りながら。
「家族」になっていく過程が
ぎこちなく、温かくて…だけど苦しい。

偶然“じゃない”再会によって始まった日々の中で、生まれた感情。
ただ、「ごっこ」はずっと続かなくて。

初めに明かされた事情、
その後告げられた予想もしていなかった言葉と
覆される、“本当”のこと。

いやもうほんと…玲くんの元カレであり春陽くんの姉が、すっっっっっごく腹立つ。
愛が足りなくて愛を求めて。
愛の求め方を間違って。
自分に愛が足りないから、まともに愛することもできない。
自分だけが被害者で全部周りが悪くて自分の“利”のためなら利用できるものは利用するタイプの悲劇のヒロイン自己中女。

私も分岐点を間違っていたらきっとああなっていたから…他人事だと思うこともできず余計に胸が苦しくなるけど。

同じ毒親育ちでも、きちんと相手を思い愛することができる春陽くんの眩しさ。
“苦手”だと距離を置きながらも、何だかんだと面倒を見てしまう玲くんの優しさ。
あきらくんの笑顔を守ろうとする2人の思いに救われました。

辛いことがあっても
泣くとき泣いて楽しいときは笑って…
素直なあきらくんはずっと可愛いし、
過去の自分を救ってくれた言葉を胸に
愛する人との未来を守るための春陽くんの努力が素敵。

そして、お互いにずっと心にあった想いを秘めながら
“お礼”の名目で始まっていた関係は最初からとろあま♡
心を通わせた後は更に激しく甘ーい♡

「幸せ」を自覚できるって、きっと何よりの幸せだと思うから。
重く、辛かったけど…幸せな笑顔が見られて本当に良かった！！！！

描き下ろし「温泉旅行」
2人で甘いちゃしながらも離れているあきらくんのことばかり考えてしまう2人が可愛くって、親の心なんて存じずで健やかにお眠してるあきらくんが愛らしいです♡