【あらすじ】
「絶対明日生き残って…悠晟に“好き”って言う…っ」 12月24日、不可解な事件によって唯一の肉親である兄・律を喪ったカナ。その翌年から毎年12月24日に同様の事件が起き、5年目の夜、密かに想いを寄せていた幼なじみの悠晟が殺されてしまう。死ぬと24時間前に戻る力を持つカナは、悠晟の運命を変えるため自ら死を選ぶが……!? 瀬戸うみこが描く命懸けのタイムリープ・ラブ!
https://www.cmoa.jp/title/219773/
出版社:新書館
掲載誌・レーベル:ディアプラス
電子版発売日:2021年04月16日
紙の本の発売:2021年04月01日
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『待ってろ悠晟』
『今すぐ死ぬから』
“死んだら24時間前に戻れる”、不思議な力を持つ奏斗くんの連続殺人犯への復讐をかけたミステリーBL。
BLを読んだっていうより、2時間のサスペンスドラマを観終わった気分の読了感。
私、相〇とか大好きなんですけどね?や、〇棒は刑事視点だからちょっと違うんだけど。
これは大切な人たちを失った、被害者視点の“生と死”のお話です。
正直、もう何て言っていいやら全くわかりません。
些細なことでもネタバレになっちゃうだろうし、絶対そんなの知らないで読んだ方がいいと思うからネタバレしたくないし…
ただ、言えることは
犯人がクソすぎる
ってことくらい。
身勝手とか理不尽さとかを通り越した胸糞に本気で驚きました。
題材が題材なだけにハピエン、なんて言えない。
だけど、
どんなに拒絶されても寄り添い続ける愛。
自分の命を犠牲にしてでも、大切な人を守ろうとする愛。
それぞれの持つ深い愛情に、涙が止まりません。
うみこ先生の作品は読むたび、コメディを全面に出しつつその中にある愛情に何だかんだいつも泣かされているんですが、今回はちょっと違くて。
シリアスベース、なのにしっかりあるうみこ先生の世界観に何度か吹いてしまって。
でもその後にはまた泣かされてる…
何とも感情が忙しいお話でした。
楽しいBLを求めている人にはオススメできません。
私も、うみこ先生じゃなかったらたぶん読んでいないので。
だけど読み応えはすごいので、サスペンス系が好きな方にはぜひ読んで頂きたいです。
「一緒に死ねる」ほどの命を懸けた愛をぜひとも。
『何かを守りたいならまず自分を守れ』
『自分の守り方を知らないうちは何も守れない』
この言葉がすごく好き。
大切な人が隣で笑ってる世界線が、本当にあるといいな。
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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