【あらすじ】
「鷲園は汚くない。大好きだよ」
大学ゼミの飲み会に参加した梅谷は、珍しく飲み会に来て酔いつぶれた鷲園を介抱することに。
https://www.cmoa.jp/title/223697/vol/1/
いつも手袋をしており、極度の潔癖症だと噂される鷲園はゼミの中でも孤高の存在だが、
翌日話してみると意外にも付き合いやすい奴…
そう思った瞬間「寝具一式ちゃんと洗ってくれ」と言い捨てられ!?
触れない君へのラブシック!
出版社:リブレ
掲載誌・レーベル:ビーボーイコミックスデラックス
電子版発売日:2021年07月01日
紙の本の発売:2021年06月10日
電子限定おまけ付き✿
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『寝具一式ちゃんと洗ってくれ…!』
いつも手袋をしていて、他人と慣れ合わない。
“潔癖症”として周りから一線引いていた鷲園くんの、意外な素顔。
箱入り息子っていうか世間慣れしていなくてちょっとズレているところもあるけど、ちゃんと楽しいことは楽しめる、素直な子。梅谷くんとはしゃぎながら遊んでいる姿が本当に可愛い。
だけど、一緒に過ごすうちに少しずつ見えてくる、潔癖の“法則”。
そして鷲園くんの口から聞かされた、“その”実。
潔癖症と似ているようで…心にかかる重みが全く違う。
もちろん、比較して軽んじているわけではないけど、、そうなった理由が理由なだけにその一言で済まされること。その元凶である本人ですら、そのことを軽く捉えていることに憤りを感じてしまう。
「ちゃんと怒っていた」ことにすらずっと気付かずにいるほど自分を殺して。
自分を責め続けてきた5年間は、どれだけ心を痛めつけていたんだろう…
1人で抱えるにはあまりにも辛すぎる感情をそっと掬ってくれる梅谷くんの存在は、どれだけ大きな光だったんだろう…
“普通”や“真っ当”という、曖昧な価値観を押し付けられて自己を否定され続けた鷲園くんの心情を思うと、悲しくて苦しくて、どうしようもないけど。
梅谷くんと出会えたことで、また前を向くことができて。
自分の言葉を笑い飛ばし、自分以上に怒ってくれる梅谷くんといることで笑顔になれる。
鷲園くんの本当に幸せそうな笑顔を見るたびに、涙が止まりません…(号泣)
愛ゆえの過剰反応、でも『愛してるからと言って傷付けて良い理由になどならない』。
本当にその通りだな、と。
『嫌いになりたくない』その言葉に、ちゃんとした愛情と絆を感じられて心がじんわり温かいです。
完全に表紙買いの初読み作家さん。
正直、こんなにも心に刺さるだなんて思っていませんでした。
何ていうかほんと…すごく辛いんだけど、梅谷くんの鷲園くんへの愛が優しすぎて。
2人でいるときが本当に楽しそうで。
悲しさオンリーじゃなくて、むしろ思わずニヤけちゃうくらい、読んでいて楽しい。
だけど辛い。
だけど楽しい。
みたいな…重いんだけど重すぎない、甘いんだけどどこか切ない、本当に絶妙なお話でした。
「触れられない」っていう、恋人関係としてはすごく重要なところな気がするのに、一切の負を見せない圧倒的陽キャスパダリな梅谷くんの笑顔が全てを救う♡
何なら服越しでの触れ合いがむしろえっちぃ。
少しでも興味を持たれた方にはぜひ読んで頂きたい✩
優しくて温かい、糖分たっぷりの救済愛です♡
tnk修正:紙でも白抜き
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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