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【非BL】ホームドラマしか知らない/都戸利津

非BL漫画
5.0

らすじ】

“今すぐ消えてしまいたい”――小6の夏休み、父親から家を出るように言われた怜央は、再婚した母を頼り義理の兄と初めて対面することになる。彼の前に現れたのは、変人美大生・透介。自由奔放な透介に振り回されつつもスタートした毎日の中で、怜央は…?不器用な二人が紡ぐ、やさしいファミリーライフ。(このコミックスには花ゆめAi Vol.17,18,19,20,21に掲載されたstory01-05を収録しております。)

https://www.cmoa.jp/title/212891/

出版社:白泉社
掲載誌・レーベル:花ゆめAi
電子版発売日:2020年12月18日
紙の本の発売:2020年12月18日
※1巻
購入:コミックシーモア


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『お前さえいなきゃな』

実の父親に言われ続けた言葉。

ホームドラマでしか知らない幸せな家族、
幸せな食事のはずの「オムライス」。
だけどそれをたくさん食べてる自分は、誰からも必要とされていない子で。

それでも、
『ありがとう』の嬉しさを教えてくれた人に、
大切にしたいと思える人に、出会えたから。

変わろう、と思えた。

誰でもいいなら
   俺でもいい?

子供らしくできない小学生と
大人らしくできない大学生が作る、温かい家族のかたち


ツンツンショタと無邪気な大学生とか絶対美味しいやつじゃないか
そんな邪な気持ちで読み始めた自分を心から恥ずかしく思うほど、涙必至のホームドラマが描かれた作品。

一見、すれていて“子供らしくない”怜央くんは
人一倍相手を気遣える子で。

ただ、「子供」だから。
“らしくない”ことで反感を買い、
“できること”が限られていることで追い出された先。

一見、自分の欲求のままに行動している透介くんの
愛されるべき無邪気な言動の陰に隠れた傷

「大人」を要求されることの辛さ、
やるべきことをこなせない自分への失望。
だけど、“ちゃんと大人できない”透介くんだったからこその今。

“同じ”、だと思って、実は全然違うことに悲しくなって。
拒否権のない選択肢、知った真実に感じたやり場のない思い。

優しさを拒み、他人を拒み、自分をも否定し
何も望まずにいた怜央くんが、透介くんとの生活の中でもらった、たくさんのもの

「普通」なんて、ないのに。
多数派が「世間一般」と言われ、自分の理想を押し付け、それ以外は拒絶する。

傷を負うのはいつだって少数派で、いつしか「あきらめ」が当たり前になってしまうけど

それを肯定してくれる人に出会えたとき。
そんな自分を大切に思ってくれる人に出会えたとき。

きっと初めて、自分で自分を肯定できるようになるんだろうな。

義兄弟2人の複雑な生い立ち
怜央くんの心境が変化していく過程
穏やかな日々の中にあるそれぞれのあれやこれやに、ひたすら号泣。
何度読んでも何度も号泣。

書きたいことがありすぎて、、
無理矢理「あれやこれや」でまとめなければ収拾がつかないくらい、いろいろと考えさせられるお話でした。

ド直球なブラコン甘やかしエンドが最高♡

溺愛スパダリになる予感しかない怜央くんの成長をもっともっと見たいのに、完結してしまったのが悲しい。

非BL漫画の感想を、このブログで書くことになるとは思わなかったけど…本当に素敵なお話だったので。
各電子ストアにて1巻が丸々無料で読めますので、興味のある方はぜひ1巻だけでも!!4/4まで

とめ
・血の繋がりよりも確かな心
・「自分が悪い」だけじゃない
・自分のことよりも相手のことに気付ける、兄弟の絆

最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥


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