【あらすじ】
「またアキ先輩と会えて、一緒に暮らせて、嬉しいんです」
20代のすべてを漫画に捧げ、身も心もボロボロになった末に筆を折った伊藤彬央31歳。派遣社員として過酷な毎日を送っていた折、高校時代の後輩でオタク仲間だった大隈大翔(愛称:クマ)と偶然再会する。かつて「アキ先輩の描く漫画が一番好き」だと、彬央の作品をこよなく愛してくれたクマは、男手ひとつで双子を育てながら売れっ子小説家として活躍していて…。おおらかな子持ち後輩×卑屈な元漫画家、再会したふたりの恋の筋書きは?
夜明け前がいちばん暗い――「あなた」を救う愛のはなし、上下巻同時配信!
https://www.cmoa.jp/title/242034/
出版社:ジュリアンパブリッシング
掲載誌・レーベル:arca comics
電子版発売日:2022年04月25日
紙の本の発売:2022年04月25日
電子限定ペーパー付✿
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『アキ先輩の描いたものが世界で一番好きです』
必死で描いてきた10年。
貶され、蔑ろにされ、捨てられた10年。
「誰にも読まれていない」と自棄になっていた心に沁みる、“あの頃”と変わらない言葉。
惨めで、弱くて、、下ばっかり見ていた自分。
本当にしんどいときに、“会いたい”と思う人の存在。
『オレの人生の主役はずっとあんたなんです』
⋆売れっ子小説家x卑屈な元漫画家⋆
与えられる「希望」と「愛情」、見つけられた自分の中身。
終始号泣。
「打ち切り作家」としてのアキくんの苦しみが、本当に辛くて悲しくて。
作家を蔑ろにするだけじゃ飽きたらず、読者の思いすらも切り捨てる編集部が腹立たしくて。
クマくんが与えてくれる温かさすらも、惨さを増長させる要因になってしまうのがまた辛くて…
だけど、卑屈になっているアキくんを叱ってくれるクマくんの言葉がどれもこれも、アキくんのことを本当に大事に想っているのが伝わるから。
それを受けて、少しずつ確実に、心境が変化していくアキくんの姿をちょっとハラハラしながら見守っていました。
互いの作品が1番好きだと言い合う2人の想い。
決してムダじゃなかった、アキくんの10年間。
「報われている」クマくんの、“ソレ”の元。
読めば読むほど胸がギュッとして、苦しいやら切ないやら微笑ましいやら、、
情緒がちょっと大変でしたが。
アキくんの壮大な「再生」が見れたラストには心が高ぶる!
アキくん大好きな双子ちゃんがとっても可愛くて癒されるし
アキくんの全てを許容するクマくんの嫉妬深さや過保護さがとっても好き。
大きいカラダで子供みたいに拗ねちゃうのめちゃくちゃ可愛い~そこからの探りながらのキッスと、ラストにある愛情溢れる初えち、どちらもたまらんでした////
上下巻の読み応え、読了の幸福感がすごいです♡
まとめ
・“再生”の言葉がしっくりと
・『オレの子なんで』の意味が…(悶)
tnk修正:トーンtnk(紙)
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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