【あらすじ】
『センチネル』は『ガイド』なしでは生きていけない――
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ごく普通の高校生・康代(こうだい)が数年ぶりに再会したのは、昔好意を寄せていた幼馴染のシロ。
再会を喜んだのも束の間、シロが裏社会で生きる『センチネル』、
自身は『ガイド』という超能力者であることを知る。
発達した五感の代償に、『ガイド』と肉体で触れ合わなければ命の危険にさらされる『センチネル』。
シロも例外ではなく、セックスを要求され…!?
「他の奴らに抱かせるくらいなら、俺が――」
求められるままに身体を重ねる中で次第に膨らんでいく特別な感情。
康代は裏社会からシロを救い出したいと強く願いはじめるが――…
出版社:オーバーラップ
掲載誌・レーベル:LiQulle(リキューレ)
電子版発売日:2023年05月15日
紙の本の発売:2023年05月15日
購入:コミックシーモア
電子限定描き下ろし漫画付き✿
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『シロ 俺がするから』
大事な幼馴染との偶然の再会で知る
想像もしていなかった現状。
例え危ない道だとしても寄り添う覚悟を。
“センチネル”を救える“ガイド”として
好きな人を大切に想う、1人の男として。
生きるために消耗する心を、守るために。
『一緒にいたい』
⋆覚醒ガイドの平凡DKxアングラセンチネル⋆
ただそれだけの、切なる願いを胸に。
初読み作家さん。
ちょっと気になりながらも、いつもの如くしんどい予感センサーの働きによってスルーしかけていた作品を『なあちゃん好きそう』って勧めてくれるFFさんに感謝♡
“センチネルバース”は、バースアンソロで読んだことがあるだけでコミックスとして読むのは初めて。
『メンタルケアの関係性いいな~♡』なんて呑気なことを言っていた自分が恥ずかしくなるくらいの“精神”に干渉し命を守る関係性が深く、読み進めるほど強く引き込まれていました。
強くてかっこよかった幼馴染。
再会と共に知らされる、離れていた数年間があまりにも過酷で。
裏社会に関わることへの懸念、
今までとは違う自分の体への戸惑い…
だけどそれ以上にシロのために。
平凡な高校生、できることが限られている中で
シロの身体を労り心を案じ、
精一杯大切な人を守ろうとする姿に心打たれる。
生きるために心を殺してきたことも
「苦痛」だと感じられるように。
康代くんからの慈しみを受け心を取り戻すシロの心情が、辛くいじらしく。
望んでしまう温もりと現実の冷たさの落差、
壊れそうな心がどうしようもなく苦しいけど。
諦めていた未来を
蔑ろにしていた命を惜しみ、
“ケア”ではない触れ合いを求める姿には思わず涙が。
何よりもシロの平穏を望み
何よりも康代くんと共にいることを望む、
2人の想いにはもうううぅ、、、
始まりから終わりまで「シロにだけ」捧げる魂の“結合”。
「あの日」の選択が報われて本当に良かった。
滝さんの処遇が少しでも軽いものになるといいな…。
描き下ろし「ささやかで満たされてる」
2人で仕事をして2人で休日の朝に愛を伝え合う、
何気ない日常が何よりも幸せ。
電子描き下ろし「自由な選択」
カバー裏「幼き日と今」
シーモア特典(紙書籍共通)「シロにゃんこ」
たった1ページずつなのに伝わる、その後の2人の様子が全部好き。
まとめ
・息がしやすい場所
・「頼る」ということ
tnk修正:白抜き
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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