【あらすじ】
「世界が終わるまで、あと10日ーー。」
稀代のストーリーテラー・丸木戸マキが紡ぐ、異色の終末 × 恋愛ヒューマンドラマ!あと10日で、巨大隕石が地球に落下する。
限界人生を送る社畜サラリーマンの真澄は、せめて残された時間を穏やかに過ごしたいと母校の大学図書館を訪れる。
そこで10年ぶりに偶然再会した男・律は、かつて真澄を裏切り傷つけ、いまの底辺生活の元凶となった「この世で一番会いたくない昔の男」だった…。律はそんな真澄に、楽に死ねる薬を渡す代わりに死体処理を手伝ってほしいと、とんでもない話を持ちかけてくるがーー?
https://www.cmoa.jp/title/237732/
出版社:祥伝社
掲載誌・レーベル:onBLUE
電子版発売日:2022年02月25日
紙の本の発売:2022年02月25日
購入:コミックシーモア
特典付き✿(下巻のみ)
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『もし明日で地球が終わるなら何して過ごす?』
そんな、ありきたりで何の意味も持たないような会話のひとつ。
が、現実に。
貧乏くじばかり引いてきたような人生の、一番輝いていた頃。
全てを狂わせた、過去の恋との再会。
⋆勝ち組クズ野郎x負け組元社畜⋆
目に見えるものが全てじゃない、終末に知る愛した人の内側。
丸木戸先生初読み✩
勝手にしんどい作家さん認定しちゃっていましたが、ハピエン厨仲間からのオススメで♩
地球滅亡っていう重たいテーマに加え
不憫すぎる境遇の真澄くん。
そしてその元凶でもある律くんは、普段読む系統の中では中々お目にかかれないレベルのクズ野郎で…え、これハピエンなるの?って序盤から感じるくらいの不穏さでした。
てか何なら上巻はほぼ不穏なんだけど。
チラッチラ見えるヤリチンクズ野郎の闇。
ふと見せてくる寄り添う優しさ。
からの下巻に続き、、、、みたいなね。もちろんそのまま下巻にいきましたが。
「人は見かけによらぬもの」
そんなことわざがあるように、外側から見ているだけじゃ人の本質なんてわからなくて。
一見全てを持っているように見える人にも、絶対に手に入らないものがあったり。
いつだって笑顔を見せている人にも、見せられない裏側があったり。
何気ない日々、何気ない会話、に隠された心。
「死んじゃうボタン」とか…もし本当にあったならきっと一度はみんな押してる。
だけどその一度で全部が終わっちゃうから。そんな簡単なものは絶対にあっちゃいけない、とも思う。
テーマ自体も重たいし、それぞれが抱えるものも辛いけど
お話自体は重たくなりすぎていないので、読んでいるときのしんどさはそこまででも。
過去や未来が無意味になる終末だからこそ見えるもの。
極微な世界で完結してしまっていた自分、
“死”との対面、残される人の思い。
何だか色々と、心に沁みるお話でした。
『もし明日で地球が終わるなら』、できるだけいつもと変わらない日々を過ごしたいな。
超常現象とエピローグがあららな感じなので、続編またはスピンオフをお待ちしております♡
まとめ
・何気ない会話が繋ぎ直した縁
・奇跡という名の超常現象
tnk修正:えちありtnkほぼナシ
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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