【あらすじ】
仁科が打ち合わせに訪れたカフェは、学生時代の親友・美山がオーナーを務める店だった。 10年振りの再会を懐かしむ仁科とは対照的に、美山は自分を覚えていないかのように素っ気ない。確かに存在した“友情以上”の関係。切ない「初恋」だったあの頃にはもう戻れないのか──? 大幅加筆&描き下ろしを加えた待望の最新刊「嵐のあと」後日談『double line』も収録!
https://www.cmoa.jp/title/65696/
出版社:芳文社
掲載誌・レーベル:花音
電子版発売日:2013年08月30日
紙の本の発売:2012年02月28日
購入:コミックシーモア
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十年前の“誰にも言えない関係”。
周りを気にして、明け透けの好意が怖くて。
「マトモな人生」のために切り捨て
「なかったこと」にしていた、過去との再会。
『俺は今のお前のことが知りたいんだよ』
⋆愛重ゲイx不器用真面目⋆
“今”の自分たちで始める、初恋の続き。
シグナルシリーズ3作目✩
嵐のあとで榊さんのセフレだった美山くんの、ノンケを毛嫌いする理由が明らかに。
若さゆえ、その限られた世界ゆえ、
耐えられなかった“異質”になること。
「マトモ」なんて言葉で括り
傷付け歪ませた、初恋の相手。
仁科くんが美山くんにぶつけた言葉は本当に酷いし、許されないことだと思うけど…それでも、そうしてしまった理由も理解できないわけじゃないからそれが余計に苦しい。
忘れたつもりでいても、忘れられなかった過去。
過去にすることもできずずっと、追いかけ続けた影。
全く違う道を歩んできた2人が、
それぞれ思いを馳せていた十年間と
再び交り合った“今”。
“今なら”、
“今”の俺なら。
過去を振り返ることをやめ“今の自分”が相手にできることを考える2人の姿に、
歪んだ関係ばかり望んできた美山くんが見せるいじらしい恋心に、涙が出てくる。
そしてそんな2人のお話の後には、嵐のあとの2人のその後も。
「ノンケ」だとか「ゲイ」だとか
「目先」だとか「将来」だとか。
何重にも引かれた線を、少しずつ。
「間違い」も「正しい」もない、お互いを想う気持ちで変わっていく「これから」が穏やかなものになりますように、と願わずにはいられない2人がやっぱり好き。
描き下ろしは、どろどろに混じり合うリバップル♡
美山くんの隠しきれていない嬉しそうな反応が可愛すぎてキュン。
まとめ
・“やり直し”ではなく“最初から”。
・「些細で大切なこと」
tnk修正:修正ナシ
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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