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気難しい王子に捧げる寓話/小中大豆・笠井あゆみ

BL小説感想作家名:(か行)
4.8

らすじ】

「薔薇の聖痕」を持つ王子は、伝説の英雄王の生まれ変わり──。国中の期待を背負って甘やかされ、すっかり我儘で怠惰な暴君に育ったエセル。王宮内で孤立する彼の唯一の味方は、かつての小姓で、若き子爵のオズワルドだけ。宰相の地位を狙う野心家は、政務の傍ら日参しては甘い言葉を囁いてくれる。そんな睦言にしか耳を貸さないエセルの前に、ある日預言者のような謎めいた老人が現れて!? 

https://www.cmoa.jp/title/1101341063/

出版社:徳間書店Chara
掲載誌・レーベル:キャラ文庫
電子版発売日:2022年03月11日
紙の本の発売:2022年02月25日


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何も知らず、知ろうともせず
自分にとって都合のいいものしか見てこなかった今と
その結果、もたらされる悲惨な未来。

信じてきた虚像・遠ざけた親愛。
真実を知り、変わる心と姿勢。

だけど、裏切られた愛を憎むことはできない。

『あなたを守れるなら、手足をもがれてもいい』

⋆野心家な子爵x暗愚な王太子⋆
その愛の真意を、命が燃え尽きるまで。


暗愚な王太子が、愚かである理由…
そう、ならざるを得ないその事情が
あまりにも残酷で。

唯一信じていた使用人の裏切り。
唯一、心を寄せていた愛する人の本音。
自分の過去・現在を客観的に視たエセルの心情が本当に苦しかった、、

だけど、誰しもに厭われ蔑まされ
表面的に媚びへつらわれるだけの哀れな王太子が
大切な人を守るため、
“薔薇の花の痣”を持って生まれた
自分の使命を全うするために。
暗躍する姿に、終始ハラハラドキドキしながら読んでいました。

癇癪を起してばかりいるエセルに甘い言葉をかけるオズワルドは、初見から胡散臭さしかなくって。
エセルの純情を弄びやがって…っ!!!!(怒)
なんて思ったりもしたけど、
エセルの事情を知り、共に国を立て直していく姿は頼もしく。
憎しみを向けながらも心を奪われていく様子には思わずニヤニヤしちゃう。

そして、愛憎、好悪、嫉妬、羨望、執着…エセルに向けられる狂おしいほどの感情に、やっと報われたエセルの想いに、どうしようもないくらい胸が苦しくなる。

いろんな感情で忙しくなりながら最後まで読んで…
2人の最期、あの不思議な“痣”と“銅鏡”に震えて。
思わずもう一度、最初から読み返してしまいました。

そこから、繋がっていたんだなぁ…って。

そんな、読了後の余韻までたっぷりの素敵なお話でした。

とめ
・王太子の真の姿
・出会った瞬間から求めていたもの
・亡き後も、ずっと

最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥

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