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白銀の人狼は生贄の王子に愛を捧ぐ/伊達きよ・ミギノヤギ

BL小説感想作家名:(た行)
4.8
あらすじ

古くからユーディスティ王国の北方を守る狼の民・ザノゥサ。王国は守護の代わりに貢物を捧げ、彼らとの友好を保っていた。けれど時が過ぎ、その関係を軽んじた王は「王の子を嫁がせよ」というザノゥサの求めに対し、姫ではなく王子のシャニに白羽の矢を立てた。海軍将校として生きていた彼は一転、ザノゥサへの生贄として雪深い山脈へ向かうことになる。そこに待ち受けていたのは、美しい白銀の狼。シャニは自分こそが妻だと主張するが、子を産めぬ男に用はないとばかりに置き去りにされてしまう。それでも一人凍える雪の中で生き抜こうと耐えるシャニのもとに再び現れた狼は、なんと人の形に姿を変えて――!? 

https://www.cmoa.jp/title/1101423318/

出版社:アルファポリス
掲載誌・レーベル:アンダルシュノベルズ
電子版発売日:2024年06月07日
紙の本の発売:2024年05月17日
購入:コミックシーモア


イラスト無✿
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生きてさえいれば、道は開ける

身分の低い母親から生まれた、第八王子。
周囲には疎まれ、蔑まれ
それでも、いつだって自身の力で生きてきた。

そんな自分が、どこまでも共に在りたいと願う人。
弱い自分を見せられる伴侶と出会い
初めて知る、純粋な「愛」の存在。

『あの時から俺の魂は、この瞳の中にある』

⋆狼の民長x不遇の王子⋆
どこまでも貪欲になる、愛する伴侶を求めて。

感想

王族なのに王族として見なされず。
唯一の拠り所であるはずの母親にすら
“綺麗な人形”としての価値しか持たれず。
しまいには、謀りの「貢物」として。
…もう、シャニが不憫すぎて
王国の連中には憤りしか感じないんだけど。

ただ、それ以上にシャニの強さに心が打たれる。

10歳で追いやられた海軍でも
生贄として嫁がされたザノゥサでも
常に前を向き相手を知ろうとする
真摯な姿勢には尊敬しかありません。

最初こそ確執があったザノゥサの人たちに認められ、
信頼関係を築いたからこそ伝わった“合図”と
海軍の中で実力を示していたからこそ届いた伝達。

不遇な環境の中でも
過酷な状況下でも生を諦めずに
自らの居場所を確立してきた結果に感服でした。

そして、縋るような執着からくる
一方的な愛し方しか知らなかったシャニが
グリトニィルに出会って知った「愛」。
すごく純粋で無垢で、
手探りで深めていく関係が甘酸っぱい♡
闘いに長けた2人が恋愛初心者なの
めっちゃ可愛かった~♡♡

約束は違えど、愛し合った2人の間に生まれた
ニコイチな“奇跡”がたくさんの幸せと安寧をもたらしますように。

ただ…王国側ってか王族関係に何の罰もなかったのがな~…って思ってしまう制裁厨。
ギウジがダグラスと繋がったし、そちら側視点とか、、スピンとか、、続編とか、、読みたいなぁって。
シャニには申し訳ないけど、正直誰よりも母親が腹立たしいので。せめて少しだけでもいいから、シャニの苦しみをわかって…わかれよって、、、、(怒)

続編、なんて我儘言わないから(もう言ったけど)
番外編とか同人誌とか、
どんな形でもまたこの世界のその後が読めたらいいな。

まとめ
・奇跡の子
・魂が奪われる
・2人が合わさることで

最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥

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