【あらすじ】
妖怪が見える漫画家の莞介に起きた、2つの出来事。1つは、大企業の社長になった幼馴染みの久瀬との再会。もう1つは、羽の生えた赤ちゃんを拾ったこと! 途方に暮れる莞介だが、久瀬の提案で、同居して一緒に子育てをすることに。久瀬には、楓と名付けたその子が見えないけれど、家族のように暮らし始める。昔と変わらず、人と違う自分を受け入れてくれて、頼れる彼に惹かれていく莞介は――!?
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出版社:ダリア文庫e
掲載誌・レーベル:ダリア文庫e
電子版発売日:2020年03月13日
紙の本の発売:2020年02月13日
電子イラスト入り✿
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『相楽がいるって言うならいるんだ』
子供の頃、事故に遭って以来見えるようになった“おばけ”の姿。
大好きなその世界を誰にも信じてもらえなくて病気扱いされた中で唯一信じてくれた特別な相手…音信不通になった幼馴染との再会を望んで描き続けた自分の「愛すべき存在」。
再会した幼馴染の変化と、変わらないモノ。
子供の頃から一身に想い続けた恋心の甘さと
無自覚に抱えていた恋心のじれったさ♡
天使のように可愛い赤ちゃん・ふうちゃんを保護したことで縮まった距離と育んだ愛情が優しくて温かいです。
『ただただ、幸せにしてやりたい。どんなことを、してでも』
悲しい選択も、全てはふうちゃんのために。
宝物を壊され、表情を失った久瀬くんのふうちゃんの「家族」への想いが切ないけど。
“見えない”ことに疎外感を感じながらも、真摯な愛情を注ぐ久瀬くんと健気なふうちゃんの想いに、何度読んでも涙が止まりません。
『君だけは、何があっても……君を不幸にすることになっても、絶対に離さない。離せない』
子供の未来を思う親心とは別の、譲れない愛情。
いつだって莞介くんの望む言葉をくれる久瀬くんの愛がひたすらに甘かった~♡♡
家族の愛に恵まれなかったふたりが愛し合い、ナツメさんたち妖も交えて優しい「家族」になっていく過程が、波乱万丈だけど愛に溢れていました。
久瀬くんを追い詰めた義家族への制裁が足りない気もするけど、、あいつらは黙って自滅していく未来が見えるのでヨシです✩
ひとつ屋根の下、いつまでもみんな幸せに暮らせますように。
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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