【あらすじ】
出自ゆえに冷遇され、神官見習いとなった第7王子・イクセルは突然、王命により英雄の花嫁として呼び戻される。義姉弟から分不相応と嘲笑され、飛び出した先でイクセルは黒髪の騎士と出会い、優しく涙を拭われ交流を重ねるように。そして披露宴当日となり、ついに英雄と対面するが、そこには別れを告げたはずの騎士が花婿として現れ!? イクセルだから花嫁に望んだと愛を囁くジークヴァルトに最初は戸惑うが、包み込むようなジークヴァルトの愛に、止まっていた心が揺れ動き…!
https://www.cmoa.jp/title/1101217572/
出版社:KADOKAWA
掲載誌・レーベル:角川ルビー文庫
電子版発売日:2018年08月01日
紙の本の発売:2018年08月01日
購入:honto
電子特別版・イラスト有✿
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『ここから出られたら、お前は何がしたい?』
王の“戯れ”で生まれた命。
母を亡くし、冷遇され虐げられてきた自分に
選択肢なんて、希望なんて、なかったのに。
初めて向けられるありったけの好意に戸惑い
与えられる優しい愛に溶かされ
譲れない望みができた。
『ーーお前を望んだのは、俺だ』
⋆国の英雄x庶子の第七王子⋆
手放したくない、初めての想い。
久しぶりに貫井先生のデビュー作を読み返しっ✩
国王の“庶子”として生まれたことで
謂れのない侮蔑や嘲りを受け続けてきたイクセル。
何も悪いことはしていないし
何かを望むことすらしていないのに、、
周囲のイクセルへの態度や言葉に
何度もイライラムカムカしたけど…
ジークヴァルトの惜しみない愛に救われる。
イクセル以外には目もくれず、ただイクセルだけを求めるジークヴァルトとの結婚生活が甘やかな溺愛でいっぱいでした♡
王宮を出て神官として過ごしていたイクセルに突然舞い込んだ婚姻話とその理由、イクセルが“笑えなくなった”原因”。
少しずつ明らかになっていくそれらが
辛くもあり“今”に繋がる軌跡でもあり。
出会いのカタチは悲しいものだったけど
ジークヴァルトに愛を教えられ強くなったイクセルの姿、
初めての執着が感慨深いです。
イクセルを虐げてきた奴らへの制裁もしっかりと。
ただ、第六王子の『お前に、私たちが何かしたか?』が特大ブーメランでビックリ。
あれだけのことをしといて????????っていう憤りを通り越した疑問しか湧いてきませんが、あたおかの小物だったってことでこの先は大人しくしていてほしい。
いつか自分の行いの醜さと愚かさに気付ける日が来るといいな。
そして、神官として清い生活を送ってきた
純真無垢なイクセルへの手ほどきはもちろん優しく甘く♡
自慰すらも知らない真っ白なイクセルを少しずつ拓いていく過程が初心可愛い!
とびっきり甘いハジメテと、取り戻した表情に感涙。
電子書き下ろし「後日談」は
疎遠になっているジークヴァルトの弟くん視点。
父の打算と兄の牽制に板挟みなるギルバートが不憫可愛いし
仲睦まじい2人が見られて幸せ♡♡
まとめ
・初めての射精
・ジークヴァル「ト」なのよ
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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