【あらすじ】
溺愛する末っ子・レオリーノと王弟・グラヴィスの婚礼の日。晴れやかな式典の裏でカシュー家の男達は何故か悲嘆に暮れ…?「ブルングウルト協奏曲」。イオニアを想い続ける副将軍・ルーカス、血の宿命を背負う王太子・カイルなど、12人の男達の過去と未来を描く「運命の男達」。グラヴィスの侍従・テ?ほオドールは、敬愛する主君から愛する人を奪った後悔で心を閉ざしていたが、罪の重さに耐えきれず一度だけ関係を持った宰相・マルツェルに翻弄され…?「宰相と侍従」。他、全27編を収録した待望の番外編集!
https://www.cmoa.jp/title/1101302029/vol/4/
出版社:KADOKAWA
掲載誌・レーベル:ルビーコレクション
電子版発売日:2021年12月01日
紙の本の発売:2021年12月01日
購入:DMMブックス
電子特別版・イラスト有✿
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“あの”夜明けに誕生した生。
たくさんの愛情を注がれ、幸せに生きてきた記憶。
だけど同時に抱える、もう一つの記憶。
失ったもの、ままならなかったもの、
それでも、その言葉を捧げてくれる愛する伴侶。
『俺の最愛はおまえだ。レオリーノ』
それぞれの過去と、その後の物語。
本編完結後の番外編集っ✩
初っ端からレオリーノ家族のリーノ愛にニヤニヤと涙が止まらないし、十九年前に戦った男たちの人生と失った幸せの中で見つけた生きる道にまた涙が。
《力》を持ったことで捨てられた過去、そこで出会えた新たな家族、同志を救おうとする今。
過去に犯した“罪”とその贖罪、強引な愛に溶かされる固まった心。
芽生えてしまった、報われることのない恋心。
もう二度と近づくことすら許されない愛と、偽り続ける愛への献身。
悲しい過去も取り返しのつかない後悔もあるけど、それぞれの抱える想いが切なくて見つけられた幸せが嬉しくて。
特に、⋆腹黒ドSx生真面目ドM⋆の十九年越しの大人の恋なんて意外性の塊すぎて興奮が隠し切れない…っ!!!
ドSの裏に隠された優しさが甘い~ずっと抱えてきた罪の意識、強引に檻を開いてくれる恋人の愛がとっても好きでした♡
ただ、「穢れた血」だと自身の存在を嫌悪する王太子の“知ってしまった”瞬間はあまりにも辛い、。おぼろげに感じた恐怖とその意味を理解した絶望、、
一度は壊れかけた心、だけど父母のため、国のために。
もう一度自分を奮い立たせた気概に涙が止まりません。
そして「希少なモノ」への執着 ではなく、ちゃんとした想いがあった貴公子の愛は、利用されてしまったことで酷な形に終わってしまったけど、、「あのとき」の記憶と手に残る「傷跡」を抱えて歩むこの先の人生で、少しでも幸せな気持ちを感じられる時が訪れるといいなって、心から。
何かもう、感情が忙しすぎてこれまた支離滅裂な感想になってしまいましたが、、
本当に心が壊れても仕方がないくらいの苦しみを経験した人たちの強い生き様に感銘を受けっぱなしでした。
電子SSは「果たされた約束」。
行儀悪く“不味い肉”を食べる2人が幸せそうでまた、。
そしてそして!新たに芽生えた恋心は新刊に続くんですね…!?
ずっと苦しんできたルーカスがどうなるのか、ディックはどんな感じでいくのか…
気になりどころが満載なので早く読まなきゃ。
まとめ
・唯一無二のかけがえのない魂
・淫靡な罰
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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