【あらすじ】
竜人界の何人からも襲われず、身の安全を保証する絶対不可侵権──誰もが欲する権利を潤(じゅん)に献呈したのは、巨大毒竜の影を背負い、自ら学園に現れたツァーリ。血相を変える可畏(かい)をよそに、逡巡しつつも潤は、家族の安全のために受け取ってしまう。ところがそれは、潤の存在を知らない全世界の竜人に、潤が超重要人物だと知らしめることで…!? 取り戻した日常に忍び寄る、ツァーリの巧妙な罠!!
https://www.cmoa.jp/title/1101120508/vol/9/
出版社:徳間書店Chara
掲載誌・レーベル:キャラ文庫
電子版発売日:2021年02月05日
紙の本の発売:2021年01月27日
※9巻
購入:ひかりTVブック・コミックシーモア
電子イラスト有✿
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8巻の不穏な終わり方と、9巻を読む前にTLに流れてきた感想を薄目で見ていたら何だか怖くなってしまって。
ずっと読めていなかった9巻を、今回10巻が出たタイミングで一気読みしました。
家族の温かさと愛おしさ、“好きな人と自分の遺伝子をミックスした”可愛い我が子の大切さ。
それを改めて感じた直後に知らされる、目を逸らしたくなる現実とその現実の中にある“真実”で揺れる心。
潤が受け入れた、結果的に家族を護ることに繋がる自分を護る「手段」…
「自身のプライド」と「何よりも大切な命」で心が乱されて、自分の未熟さを認める可畏の心の成長っていうのか…自分の強さに絶対の自信を持ち、“暴君”に相応しい高いプライドを持っていた可畏が何よりも優先しなければならない存在に心を砕く姿に胸が締め付けられます。
『お前の命がある限り、お前と同じ時を生きていく』
何があってもお互いだけを求め合う強い気持ちをもって。
命の危機に晒された身勝手な思惑すらも入る隙間のない2人の想いがもうぅ~…
もしかしたら、誰もが納得できるような展開じゃないのかもしれないけど。
個人的にはちょっと複雑な新しい家族のカタチも結構好き。
確かに非道だけど、嫌いになりきれなかったツァーリの歪みのない愛情が見れたことが嬉しいです。
これまたネタバレ厳禁な作品なので、できる限り言葉を濁しましたが、、伝わったかなw
とにかく今回も怒涛の展開に(若干の予想はついていたものの)ハラハラして大変でした。可畏と子供たちに何度もグワッッと。
とりあえず一区切りらしく、平和なラストにホッとしております。
ラストが不穏だと続きが気になる怖いので。
…ん?ってか一区切りっていうより可畏x潤はこれで完結な感じです?(あとがき的に)
でも番外編含め、シリーズはまだ続きそうだからとりあえずそれを楽しみにしていればいいかな…
何はともあれ、暴君竜の溺愛と可愛いお子たち。
何度も命を狙われていろいろされちゃう潤にはたくさんハラハラしたけど、巻数を重ねるごとに深くなっていく家族の愛情と絆に何度も号泣して。
とても楽しく読むことができました❀
8巻までのまとめ記事でも書きましたが、ほぼ1冊ずつで区切りがある作品なので気になりつつもまだ未読の方はまずは1巻だけでも…!
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最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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