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舞台裏のシンデレラ/安西リカ・伊東七つ生

BL小説感想作家名:(あ行)
5.0

らすじ】

女装子カレンの名で女装グッズ専門サイトを運営する佳衣史。あるときお持ち帰りした大学生・時生とコトに及ぶ寸前、豪快に偽物のおっぱいを外して見せたところ、逆に気に入られてしまう。可憐な見た目に反し性格は男前な佳衣史だが、早逝した姉・佳憐へのコンプレックスから自分に自信が持てず、時生の告白にも素直に頷けないでいた。時生は誠実で、身体の相性は最高にいい。彼を信じてみようと思った矢先……? 「人魚姫のハイヒール」スピンオフ!!

https://www.cmoa.jp/title/1101255191/

出版社:新書館
掲載誌・レーベル:ディアプラス文庫
電子版発売日:2019年09月20日
紙の本の発売:2019年08月10日
購入:ひかりTVブック


電子イラスト有✿
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『俺たち、つき合わない?』
始まりは、泥酔して気付いたら一緒に自宅にいた“タイプの男の子”。
いつも通りのワンナイト、のつもりだったのに。
続くイレギュラーな反応と、共にいる時間が増えたことで感じる相性の良さ

時生くんの言葉や触れ方が優しくて…恋人のように、大切に愛されている気がして。
溢れる、誤魔化し続けてきた愛されたい気持ち

だけど、予防線すら張れないほどの明確な想いに手を伸ばしてみようと。
勇気を出して信じてみようとした矢先に、知ってしまった「あの会話」の内実。

人魚姫のハイヒールスピンオフ、
女装子グッズ通販サイトのオーナーでもあり瀬戸くんの師匠でもあるカレンちゃんのお話。

見た目は完璧な可愛い女の子・カレンちゃん。
だけど心は普通の男の子・佳衣史くん。

ゲイであること、女装子であること。その上ノンケばかり好きになってしまう佳衣史くんが、“繋ぎ”や“一夜限り”で割り切るようになるまでにどれだけ辛い経験をしたんだろう。

不幸、なわけではないけど寂しい思いをたくさんしてきた子供時代や
自分を1番愛してくれた、大好きな人を恨んでしまう心情だってきっと、想像できないほどに苦しくて…どれだけ愛を渇望してきたんだろう。

そう思うと、どうしようもないくらい胸が痛くなるけど。

『これから先の俺の人生は、ぜんぶあなたに使いたい』
周囲に弱さを見せず、強くパワフルに日々を生きる佳衣史くんの心の奥底に隠された弱さを掬ってくれた時生くんの愛情が、本当に甘く優しくて。

佳衣史くんのためにだけ「全力疾走」する時生くんの強い想いに、涙が止まりません。

人魚姫~ではもうギュンギュンにときめいていたんですが、こちらはほんと途中から涙のかけ流し状態でした。

カレンちゃんは本当に可愛くて強くて、佳衣史くんは男らしいのにもろくて、、
そこに惜しみない愛情注ぎ続ける時生くんよ。
同じような思いを抱えてきたからこその言葉の重みがすごい。

本当に出会えて良かった…っ

人魚姫~の2人の仲睦まじさも見れて大満足!
加賀谷くんの瀬戸くん自慢と瀬戸くんの天然惚気微笑ましすぎた♡

とめ
・強さと脆さは背中合わせ
・「命を燃やして生きる」その意味を理解できる存在に出会えた奇跡
・読了後、タイトルがすごく沁みる

最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥

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