あらすじ
【ダリアコミックス「レムナント-獣人オメガバース-」外伝小説 ジュダの両親、ディエゴ×ジルの切なくも情熱的な物語が小説で登場!】
どうしてオメガに生まれたんだろう――。上流貴族のハーレムにオメガを派遣することで繁栄したミュラー家。そんなミュラー家に生まれたオメガのジルは自分の運命を受け入れられずにいた。オメガらしく振舞えず、家族からも見放されて育ったジルは、追い出されるように幼馴染の獣人貴族のアルファ・アルバートのもとに嫁ぐことが決まる。オメガという運命は変えられなくても、優しいアルバートに嫁ぐことが幸せなのだと自分に言い聞かせ過ごす毎日。そんな時、ひとりの獣人がミュラー家を訪れる。国一番の名門貴族ジークフリード家の三男ディエゴだった。ミュラー家の異端児・ジルをハーレムに迎えると勝手に決めてしまう傲慢なディエゴに反発するジルだったが――。
https://www.cmoa.jp/title/1101264296/
羽純ハナ先生のイラスト・漫画も収録!
出版社:ダリア文庫e
掲載誌・レーベル:ダリア文庫e
電子版発売日:2020年01月13日
紙の本の発売:2019年11月20日
電子限定版/イラスト・漫画入り✿
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『いわばこれは、契約だ』
アルファらしくない理由で、
アルファらしい傲慢さで。
突然連れてこられた、名門貴族の屋敷。
だけど「オメガらしくない」落ちこぼれだと実親にも見放された自分を「1人の人間」として大切にしてくれる、初めてのひと。
『もう俺は、きみのものだ』
⋆“ジークフリード家”獣人アルファx“ミュラー家”落ちこぼれオメガ⋆
“心”を自由にしてくれた愛するひとを“選ぶ”、生涯の選択。
感想
レムナントが完結したタイミングでずー-っと積んでしまっていたこちらをようやっと。
いつも優しく幸せそうなジュダの両親・ディエゴとジルが出会い、深い愛で結ばれるまでのお話が上下巻で丁寧に。
アルファとしての義務、オメガとしての生き方。
それらを受け入れられない2人の初めての恋は
名門貴族のアルファという立場・
大切な幼馴染との婚約事情、
そもそもの身分格差も相まって、すんなりといくものではなかったけど
ジルの本当の望みを叶えてくれるディエゴの強い愛情が揺らぐことなく優しかったので、その切なさや憂いにも耐えながら一気に読むことができました。
生まれたときから刷り込まれていた「当たり前」を覆すひと、漠然とした感情を何気なくカタチにしてくれるひととの出会い。
運命の番ではないのかもしれないけど、運命を変えるほどの出会いを果たした2人のレムナントへ続くエピローグがとっても幸せです。
穏やかに愛し合う2人の意外な馴れ初め、子供たちを優しく愛するジルのディエゴと出会う前の無知さや幼さにちょっと驚きながら。原点を読むことができて、いろんなことがしっくりと。
そして、原作羽純ハナ先生の美しいイラスト・巻末にはSS漫画も収録されている豪華っぷり♡
こんなに素敵な作品を何で積んじゃってたんだろう~って毎度のことながら思いますが、きっと今が読み時だったんだなって思える満たされ感!と、ちゃんと予約して買ってたからこその特典ペーパー(電子と一緒かな?)も幸せだったので積んでいたことにも意味があるはず☆
レムナント、プチミニョンの感想はまた全電子書籍での配信が始まった頃に♩
まとめ
・ディエゴの傷の理由
・ちびもふたちガチかわ
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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