【あらすじ】
竜伯爵に花嫁を捧げる祭の夜。
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生贄の花嫁としてさらわれた日向は「私の卵を宿せ」と、竜の舌から与えられる媚薬のような蜜液に溺れ、犯される。
命からがら逃げ出した日向を助けたのは、薔薇園でひっそりと暮らす謎めいた貴族の青年フェレンツ。
彼の優しさに傷ついた心と体を癒されるうちに、彼が竜に人生を縛られて愛を知らず孤独に生きる運命を強いられている事実を知る。
幸せになるため、愛を誓い、日向と竜を倒す決意をする彼だが、その向こうに切ない真実があって……!?
出版社:笠倉出版社
掲載誌・レーベル:CROSS NOVELS
電子版発売日:2018年06月08日
紙の本の発売:2018年05月10日
購入:ひかりTVブック
電子特別版・イラスト有✿
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『おまえを私のものにする』
通じ合えると思っていた。
優しい竜だと、友達になれるのではないかと、。
だけど、魔物は魔物でしかなかったと思い知らされる。
恐くて憎くて、悲しくて。
それでも、だからこそ出会えた愛する人。
『最初から愛していた』
⋆孤独な竜x命を狙われた青年⋆
“生贄”ではなく“伴侶”として。生涯を共に。
両親を亡くし、唯一の身内である曾祖父を亡くし。
与えられた使命と狙われる命。
竜と人間の感覚の違い、止められない本能で犯してしまった罪が痛くて。訂正することもできず重ねる嘘が辛い。
語り継がれる“竜伯爵の伝説”の悲しい実情と身勝手な人間の醜さの対比が印象的なお話でした。
竜伯爵によって日向くんが負ってしまった傷は確かに辛いんだけど…その想いや優しさを見ているから、恨みつらみをフェレンツに吐き出してしまう姿がやるせない。
誤解されたまま死を望まれる竜伯爵と
素性を隠し愛を交わしたフェレンツ。
“外側”が違うだけで“中身”は同じなのに、。
そんな理想論を話しキレイゴトを並べる日向くんには正直…ちょっとだけ、苛立ちすら覚えてしまう。
だけど、孤独の廻を終わらせるため
自らも死を望み死を覚悟し、
その上で、日向くんを愛した竜伯爵の想いが、。
その“全て”を知った、日向くんの決断が、。
深い愛に溢れていて、切なくもいじらしいです。
電子特別版「過去と運命の繋がり」
もう二度と淋しさなんて感じないくらい、賑やかな未来が訪れますように。
まとめ
・生きる悦びを
・※竜姦あり
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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