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軍人さんと金平糖/八千代ハル・海野幸

軍人さんと金平糖/八千代ハル・海野幸
BL漫画感想作家名:(や行)
4.0
あらすじ

彼を俺の、内縁の妻にするつもりです――

寡黙で無愛想な軍人さん×不憫で健気な遊郭の下働き

遊郭で生まれ育ち下働きとして働く清は、上官の伴でやってきた客の軍人・正嗣の酌をすることに。艶やかな花魁に一切興味を持たず、寡黙で、終始優しかった正嗣を清はいつしか待ちわびるように。そこへ再び正嗣が見世に現れ、楼主と緊迫した小競り合いを演じた末、清を身請けしてしまう。初めて遊郭の外に出た清は言葉少なな夫との生活に馴染もうと頑張るが…。

https://www.cmoa.jp/title/301509/

出版社:二見書房
掲載誌・レーベル:シャレードコミックス
電子版発売日:2024年10月01日
紙の本の発売:2024年08月26日
購入:コミックシーモア


電子書籍限定描き下ろし付✿
無料試し読みはこちら↴


遊女の息子として生まれ
幼い頃から遊郭の下働きとして
虐げられながら過ごした日々。

それが一変した、恋しい人との出会い。

『今日もいい日ですね』

⋆寡黙な軍人x不憫な下働き⋆
金平糖が降ってくるような幸せな毎日が、これからずっと。

感想

発売当初から気になっていたのに買うタイミングを逃していた海野幸先生原作のこちら、コミカライズがコミックス化されたのでまずはコミカライズから✩

まともな給金も満足な食事も与えられず
虐げられセクハラされ…
それでも文句ひとつ言わず。
綺麗な金平糖を見つけただけで
その日を“いい日”だと思い込もうとする
キヨの境遇が、辛すぎて。
寡黙だけど優しさと誠実さが滲む
正嗣様との出会いに救われる。

ただ、無垢な心に沁みる優しさに
その言動ひとつひとつに、
一喜一憂してしまう清の初心さが可愛い反面で
その分だけ傷付きやすい脆さが切なくもあり。
時代背景やキヨの出自、
正嗣様の生家の事情やら何やらで
身請け後もすんなり大団円とはいかなかったけど。

「生まれる場所」を選べなかったキヨが
「生きる場所」を選びたい、と
ハッキリ言える強さを持てたこと。
自分の想いをしっかりと言葉にできたことが、
すごく感慨深いです。

あの気持ち悪い執着楼主にもちゃんと制裁があり
無事いろんな誤解も解けて。
言葉足らず過ぎてすれ違ってしまっていたけど
真っ直ぐ受け取れば正嗣様の行動は
キヨへの愛情でいっぱい♡

ラストの仲睦まじい2人にほっこりでした~❀
今度原作も読もう♩

描き下ろし・各特典

海野幸先生描き下ろしss
「言の葉と金平糖」
八千代ハル先生描き下ろし
「後日談」
作家さん2人の解釈一致が微笑ましい♡

電子特典「正嗣様はちょっと寂しい」
清の成長としょんぼり正嗣様

まとめ
・身分差大正ロマン
・一日一粒の金平糖
・寡黙な甘えた軍人さん

tnk修正:白抜き

最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥

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