【あらすじ】
「手に入れたい。ただ、それだけだったのに……」 力良は子供の頃からの夢のため研究に励む大学生。ある晩、頭も顔も完璧な編入生・里見の背中の秘密を目撃し、その美しさに思わず身体を熱くさせてしまう。急速に距離が近づいていく二人だが、里見には力良の知らない一面があって……!? 背中に浮かぶ闇と希望と再生の物語。
https://www.cmoa.jp/title/231614/
出版社:新書館
掲載誌・レーベル:シェリプラス
電子版発売日:2021年11月12日
紙の本の発売:2021年11月01日
電子限定おまけ付き✿
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『“普通”じゃなきゃだめか?』
大人の勝手な都合と欲望の犠牲となり、「普通」に生きる道を閉ざされた過去。
「普通」でいられないことに心すらも閉ざし、自分を卑下して…それでも求めてしまった、“生きやすい”場所。
大切だから傷つけたくなくて、「普通」じゃない自分では傍にいられなくて。
それなのに、離してくれないその手に喜びを感じてしまう。
『だったらなおさら 絶対に離さない』
過去でもいつかの未来でもなく、重要なのは「今」だから。
“普通”じゃない2人だから見れる、同じ景色を。
光が闇を救う救済BL。…なんだけど、そんな単純なだけではなくて。
闇が支える光。歪みながら、「目的」だの「手段」だの言いながら、それだけじゃない心。
あの笑顔も、その優しさも、打算なんてない確かなものだってわかるから。
「普通」じゃないことを悲観する里見くんと
「普通」じゃないことに笑顔を見せる力良くんの、
「普通じゃない」ことの共通点♡
決してハッピーなだけじゃないけど、その中に間違いなくある愛情。
表情少なめな里見くんの、確かな表情の変化がもう…っ!
上っ面だけだった笑顔が、本当に笑顔になるまで。
読めば読むほど心に沁みる、本当に素敵なお話でした。
そしてあの写真を見たときに感じたゾワッとした感情が、もっとゾワッとするものを映していた事実にゾワワッとして、ノノノ先生ヤバいって思いました。(読書感想文の締め←)
まとめ
・お互いの全部を
・描き下ろしラストの笑顔に号泣
tnk修正:白短冊
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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