【あらすじ】
レオンハルトと結婚したナザリオは、忙しくも幸せな毎日をおくっていた。
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しかし、レオンハルトの戴冠式が近づいたある日、余命短い隣国の王子から運命の相手を占ってほしいという依頼が来た。
だが、隣国とは過去に因縁があり、今でも最低限の国交があるのみ。
隣国に行きたいと願うナザリオにレオンハルトは断固反対するが、頼みに来た年老いた使用人を無下にできないナザリオは……!?
出版社:オークラ出版
掲載誌・レーベル:プリズム文庫
電子版発売日:2022年01月21日
紙の本の発売:2022年01月21日
電子限定特典付・イラスト無✿
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神から授かった不思議な力。
その力のお陰で出会えた、最愛の人。
尊い力を、正しく使いたくて。
失ってしまうことが…怖くて。
それでも
『ずっと俺のそばにいてくれ』
何も持たない自分でも、必要としてくれる人がいるから。
『……この命が尽きるときまで、俺個人のすべてはあなただけのものだ』
⋆次期国王x元孤児神官⋆
惜しみなく与えられる、至上の甘い愛。
王子は無垢な神官をこよなく愛す続編。
スピンオフ・聖なる騎士は運命の愛に巡り合うの2人もちょこちょこ登場する、シリーズ3作目です♩
1作目で既に強く結ばれていた2人、レオンハルトのナザリオへの強い愛が揺らぐことがないのでそういった部分での不安や波乱は一切ナシ。
ただ、今回はナザリオの“矜持”による不穏な展開が。
“救いたい”心とそれを阻む事情に葛藤しながら、「善意」に対して返されるものが「善意」とは限らないことも知る。
ナディル王子の自分の大切な人を想うが故に他人と自分を蔑ろにしてしまう自暴自棄な思考もとても人間らしく、ダヴィド王太子の理性的な忠告は正論で。ちょっと拗ねたような抗議はすごく可愛い。
そして、レオンハルトの最大限の譲歩がナザリオへの愛しか感じません。
頭で理解していても、心が追いつかない
きっとナザリオの美点でもあり弱点でもあるそれは、“王妃”としては許されないことで。先生があとがきでも書かれている通り、まだ“王太子妃”だからこそ、レオンハルトも“王太子”の立場でギリギリ許された今回の遠征。
正直、賛否の「否」も理解できちゃう展開だったけど…我儘で融通も利かない、と自分でちゃんとわかっているから。それも含めて、ナザリオの成長回でもあったのかなって。
コミコミ小冊子は「ムッツリ国王」
新たに明らかになったピーノとロッコの能力に感心してたのに、ラストのレオンハルトの妄想に全部持っていかれました。このムッツリめっ(大好き)
いつものように予約をして、届いてすぐに読んで…それなのにそのときのちょっとしたアレで感想を残せずにいたこちらの作品。やっと読み返しと感想残しができましたっ☆
これで我慢していたシリーズ最新刊も読める!楽しみ~♡♡
まとめ
・ピーノとロッコが本当に可愛い
・ダヴィド王太子…好きだな
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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