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草原の王は花嫁を征服する/夢乃咲実・サマミヤアカザ

BL小説感想作家名:(や行)
4.2

らすじ】

草原の民の族長の息子・セルーンは、幼い頃にある「約束」をした相手と再会する。なぜか10年以上も忘れられなかった相手、ソリル――。再会した彼は「王」と呼ばれ、セルーンのことは全く覚えていないが、人質としてソリルに差し出されたセルーンはソリルに全てを捧げ、側仕えとして彼の近くにいることを選び……。

https://www.cmoa.jp/title/1101268419/

出版社:幻冬舎コミックス
掲載誌・レーベル:幻冬舎ルチル文庫
電子版発売日:2020年02月21日
紙の本の発売:2020年02月18日


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「アリマ」として
「ソリル」として
共に過ごした、ほんの少しの時間。

ずっと、忘れられなかった
あの日交わした“いつか”の約束。

『お前が側にいてくれれば、
 それが俺の欲しいもののすべてだ』

⋆草原の初代王x無私の人質⋆
ずっと求めていた、生涯ただ一人だけの「馬を並べる関係」。


広い草原で生きる「モンゴル風民族BL」、シリーズ1作目でっす♩

“戦に負けたら人質を”
そんな習わしの元、出会った幼少期。
そして再会もまた、同じく。

臆病な心が招いた誤解による悲しいすれ違いがあったけど、折れることのないセルーンの心、ソリルに捧げる無私の慈愛が強くて優しい。

「優しさ」を知らないソリルの胸の内が悲しくもあり、だからこそ大切にしていた「アリマ」との思い出、再会した夜にソリルがセルーンを抱いた理由がまた何とも切なくて可愛いです。

孤独だったソリルを救った「アリマ」、
ソリルの全てを受け入れる「セルーン」。

馬を並べ、肩を並べ、手を取り合い
互いだけを求め合う2人の関係が、どこまでも深い愛に溢れていました。

コミコミ小冊子は「王の寵愛」。
穏やかで幸福感いっぱいの後日談が幸せ♡

とめ
・過去の無邪気な幸福
・待ち続けていた存在
・ソリルの笑顔

最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥

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