【あらすじ】
草原の民のユルーは、幼いころから共に過ごし特別な絆で結ばれた相手ドラーンと大切な仕事を任されていた。馬の気持ちがわかるユルーと、冷静に馬を見抜く力を持つドラーンが一緒であれば、難しいとされる調教もうまくいくのだ。そんなある日、外から訪れた客・ムラトに二人の関係は対等ではないと言われてしまう。ドラーンが自分と一緒にいてくれたのは、義務感からなのではと思い悩むユルーは、ドラーンと距離をおくが……。
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出版社:幻冬舎コミックス
掲載誌・レーベル:幻冬舎ルチル文庫
電子版発売日:2021年10月19日
紙の本の発売:2021年10月19日
電子限定おまけ付き・イラスト有✿
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「馬を並べる関係」
正式に申し込んだわけではないけれど
疑うことなどなかった、自分たちの関係。
だけどそれは簡単に揺らいでしまうもので。
知っているつもりでわかっていなかった、何も。
気付けた、向き合うことの大切さ。
『俺は、お前のものだ』
⋆寡黙な調教師x無垢な調教師⋆
最初からずっと。互いだけが、無二の対。
「モンゴル風民族BL」シリーズ3作目。
今回も1・2作目と同じ世界、違う部族で
「馬を並べる関係」として共に過ごす2人のお話です♡
無邪気に駆け寄るユルーと
それを当然のように抱きとめるドラーン…
初めから、その関係性が大好きで。
ユルーの気持ちはもちろん、
ドラーンのユルーへの庇護欲や独占欲もしっかりと感じられていたのに。
肝心な言葉を伝えていないことで起きるすれ違いが本当に辛い。
信じていたものが足元から崩れるような
温まった心が一気に冷え込むような
ユルーの心情が辛くて。
言葉が少ないドラーンの気持ちがわからなくて。
大丈夫だってわかっていても、やっぱり辛い。
だけど、だからこそ気付けたことや
ユルーの“大人”への成長があったから。
「保護者」と「被保護者」ではなく
「対等」な関係になった2人が眩しいから。
必要な苦難だったんだなって思える。
本当の意味で心も身体も結ばれた2人が幸せ♡
今回は、1・2作目のような物騒な展開はなく3作の中では1番平和なお話でした。心情は辛かったけど。
そしてこちら1作だけでも問題なく読むことはできますが、1・2作目のカプたちも出てくるのでできれば順番に読むことをオススメします。
あと、2作目を読んだとき『3・4作目は幻冬舎コミックスの日に~』なんて言っていたんですが…コミコミさんの方で小冊子特典付きのを見つけてしまったので結局そちらで。
そんなコミコミ小冊子「冬の夜」は、どんなに寒い夜でも心も身体も温め合う2人のその後が書かれていました。ドラーンの“本音”が甘い♡♡
まとめ
・似合いの頑固者
・「胸が痛いほどに幸福」
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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