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恋人たちは草原を駆ける夢をみる/夢乃咲実・サマミヤアカザ

BL小説感想作家名:(や行)
4.2

らすじ】

馬に乗れない者は一人前の男として扱われない草原の民でありながら、幼いころの出来事が原因で馬に乗ることができないハワル。そんなハワルをなにかと気にかけてくれる、亡き兄の恋人だった男・オーリにハワルは淡い想いを抱いていた。ある日、宿営地が敵襲に遭いハワルは捕らわれの身になってしまう。そして、そこで見たものは、敵と通じているオーリの姿だった――。オーリの裏切りに衝撃を受けるハワルだったが、どこかでオーリを信じたいと願っていて……。

https://www.cmoa.jp/title/1101303907/

出版社:幻冬舎コミックス
掲載誌・レーベル:幻冬舎ルチル文庫
電子版発売日:2021年03月18日
紙の本の発売:2021年03月18日
読み放題:KindleUnlimited


電子限定おまけ・イラスト付き✿
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あの日、変わった人生。
「馬に乗れない男」として
距離を置かれ、嘲られる日々。

そんな自分に、昔と変わらず接してくれる人。
亡くした兄の「馬を並べる関係」だった、初恋の人。

『お前だからだ』

⋆一途な兄の親友xひたむきな族長息子⋆
いつだって「自分」を見てくれていた、大切な唯一と拓く未来。


広い草原で生きる「モンゴル風民族BL」、シリーズ2作目。
1作目の2人と同じ世界、同じ「草原の民」だけどまた違う部族のお話です♩

“馬に乗れるか乗れないか”それだけで変わる周りの目。

「自分は自分」なのに、ってモヤモヤする心が悲しくて
オーリに焦がれながらも劣等感に苛まれ、突き放すことしかできない心が切なくて。

それでも、決して腐ることなく自分の居場所を切り開くハワルのひたむきさと固定観念に縛られない広い視野に胸を打たれる。

オーリの裏切り、ハワルが受けた屈辱、、
辛い場面もあったけど、オーリが抱えていた感情・“馬を並べて”通じ合った2人の想いに感涙でした。

こちらだけでも問題なく読むことができますが、1作目・草原の王は花嫁を征服するとのリンクもあるのでできれば1作目から読んだ方が断然楽しいです♡

ちなみに私は1作目を長く積んでしまってたことで2作目以降を買い逃していて…今回タイミング良く登録していたKindle Unlimitedで2作目を読みましたが※1作目も読み放題対象、2作目の買い直しと3作目以降は春の幻冬舎コミックスの日を待ってからにしようと思っています。(小声)

描き下ろしはオーリ視点での「ハウルへの想いと」
電子特典は「ハワルとセルーン」

今回も甘く穏やかな後日談が幸せ。

とめ
・長くすれ違っていた両片想い
・大切な人を守るための勇気
・夢のように幸せな今

最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥

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