【あらすじ】
お前は俺のものだ 誰にも渡さない
女王陛下の死と新国王の戴冠式を終え、光魔法の子であるマホロは無事二年に進級した。
四年になったノアは恋人のマホロを守るため、軍の実習先として魔法団を選び、クリムゾン島に残った。
敵であるジークフリートの動きを警戒しつつも、今はひととき穏やかな時間が流れていた。
そんな時、司祭のオボロが行方不明になり…光魔法の血族を憎むノアの母アリシア、
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奇跡の力を我がものとしたい国王アルフレッド、
そして、マホロを求めるジークフリート。
愛し合うノアとマホロの前に、幾つもの欲望、執着、謀略が立ち塞がって!?
出版社:大洋図書
掲載誌・レーベル:SHY NOVELS
電子版発売日:2021年12月03日
紙の本の発売:2021年11月30日
※兇王の血族
購入:コミックシーモア
電子イラスト入り✿
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『主観で見ると命は平等じゃないからだよ』
「救いたい」心と
「破壊したい」心、
相容れない“命の重さ”への規範。
『ーーお前なんて、もういらない』
愛する人を傷付けた最大の過ち。
利用される、人を想う心。
⋆狂愛闇魔法x純真光魔法⋆
真逆な2人、それぞれの「契約」とその行く末は。
新刊が発売されたので、感想を残せていなかった前巻と一緒に。
怒涛の展開が続いていて何て言葉にすればいいのかわかりませんが…今回は特に命の重みへの考え方の違いが顕著になっていました。
いつの時代も、どの世界でも、「正義」と「悪」を決めるのは強者で、「殺人」への評価なんて立場や状況によって変わってしまうあやふやなもの。
そんな中で“平等”なんて言葉は通用しないし、たくさんの命を犠牲にしたジークフリートは間違いなく「悪」なんだけど、そうさせた側は「悪」ではないのか。
その「悪」の最期は、優しい慈しみを見せていたのに、。
光魔法の子として生まれ長くは生きられないと知り、命を尊ぶべき環境で生きてきたマホロ。
闇魔法の一族としての破壊衝動、マホロ以外への慈悲は皆無なノア。
生まれ持った性質も性格も真逆な2人が愛し合い、ぶつかり合い、互いを守り合う。
前巻、兇王の血族ではマホロが
今回の呪縛の血族ではノアが
アルフレッドと結んだ契約が、これからどうなっていくのか。
マホロを狙うアリシアが、このまま大人しくなるなんてことも思えないし…次巻で最終巻らしいのでドキドキハラハラしながら待っていようと思います。
まとめ
・死よりも残酷な処置
・「正しさ」とは
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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