【あらすじ】
生まれ変わっても、お前を愛しはしない
腹黒わんこ後輩騎士×クールすぎるビューティ騎士。
裏切った恋人と幸せだった過去にタイムリープし!?聖騎士・ガブリエーレは処刑される。生真面目で融通のきかない性格が禍いして教会から濡れ衣を着せられた上、恋人・アレッシオの偽証により罪が確定したのだ。己の不器用な生き方を悔い、裏切ったアレッシオを恨みながら、断頭台で命を失った──はずだった。生きて目覚めたガブリエーレは三年前に戻っていた。アレッシオが好きでたまらず、恋人になったばかりの幸せな日々に。ガブリエーレは自分を陥れたすべての人間に復讐を誓うが──!?
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出版社:二見書房
掲載誌・レーベル:シャレード文庫
電子版発売日:2023年02月01日
紙の本の発売:2022年12月22日
購入:コミックシーモア
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陥れられ、獄中で受けた苦痛。
信じ、愛していた恋人からの裏切り。
強い憎しみを抱え、巻き戻った三年の年月。
“もう二度と、お前を愛さない。”
そう、強く心に決めているはずなのに…
愛さずにはいられない、憎むべき相手。
少し視点を変えるだけで見えてくる
一度目には気付かなかった数多の真実と
初めて知る、恋人の素顔。
『何があっても、俺はあなたを愛していますから』
⋆腹黒年下ワンコx孤独な堅物美麗⋆
魂を捧げる、悪魔との幸福契約。
復讐を誓う、死に戻りファンタジー。
処刑シーンで始まるし
その原因が“裏切り”っていう地雷だし…
っていう、ちょっとドキドキしながらの読み始め。
ガブリエーレの置かれた状況もその心境も本当に辛くて、読み進めるほどに明かされていく真実が仄暗い。
それでも、冷静に物事を見極めようとする姿が気丈で。
甘い言葉に惑わされ疑心暗鬼になりながらも、
アレッシオに惹かれてしまう姿はいじらしくて。
奈良千春先生の挿絵で更に増す重厚な世界観と魅力的な登場人物、ハラハラが止まらないストーリー展開にどんどん惹き込まれてしまいました。
気位が高く潔癖で冗談の通じない堅物。
周りから孤立していたガブリエーレが
本当は、ただ不器用なだけで。
必死に愛を求める可愛い人。
明るくて優しい人気者。
いつだって人に囲まれているアレッシオが
人知れず抱えていた過去の罪。
笑顔の裏に闇を隠す、強かワンコ。
そんな2人が、互いを高みだと畏れ
脆くあやふやだった1度目の恋と
瞳の奥に闇を宿しその闇に気付き
心と体を通わせた、2度目の恋。
少しずつズレていくアレコレや
あの“裏切り”の真相、
命を懸ける強い想いがもう、ね、、、
たくさん書きたいことがあるのに、
ネタバレしたくないからもう何も書けません。←
ただ、1つだけ言えるのは
ドシリアスだし辛いことも痛いこともたくさんあるけど、ちゃんとハピエンなのでご安心を。ってことくらい。(私が1番安心する言葉)
何たって小中先生ですしね。
私が読んだことのある小中先生作品の中では上位に来るダークさだけど(むしろ1番かも)、
それでも読みやすさだったり
辛いながらにも本気でダメなところはなかったり。
そういう安心感があるのはやっぱりありがたいです♡
その後のお話や“あの”後のことも書かれていたので、読了感もスッキリ。
まとめ
・神より悪魔
・幸福は強欲に
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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