【あらすじ】
18歳の生誕日に妖精王から力を授けられる、特別な取り替え子・アンリ皇子。皇子に忠誠を誓う騎士オルトは、深まるアンリへの愛しさに苦悩していた。そしてアンリもまたオルトへ強い想いを抱く。
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だが敵の策略により、18歳目前でアンリは妖魔に堕とされてしまう。自制を失ったアンリの欲望を自身の体で宥めるオルト。皇子のためと言い訳しながら、愛しい相手との交わりに悦びを感じずにはいられなくて…。
二人は妖精王に会いにいくが、アンリの妖魔化は進行し──!?
出版社:笠倉出版社
掲載誌・レーベル:CROSS NOVELS
電子版発売日:2020年09月03日
紙の本の発売:2020年08月07日
読み放題:KindleUnlimited
電子特別版・イラスト有✿
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窓もない部屋でずっと送ってきた幽閉生活。
ずっと、傍にいてくれた修道騎士。
兄のような友のような存在に抱いてしまった劣情。
そして知らされた、自らの「運命」。
戦う理由は“世界の命運”より、。
『僕のすべてを、そなたに』
⋆人喰い怪獣x忠誠の修道騎士⋆
捧げ合う、互いのすべて。
西洋風ダークファンタジーシリーズ2巻、
世界の命運の鍵でもあるアンリ皇子とアンリ皇子の護衛騎士・オルトのお話です。
メインカプは違いますが、1巻からの続きなので読まれる際はお間違えなく。
王族として、周囲に知られることが許されない「取り替え子」。
“死んでいないだけで、生きてもいない”
そんなアンリ皇子の置かれた環境が息苦しくも、そこに仕えるオルトの献身さに萌え心が和む。
こちらもまたプロローグからド修羅場で不穏しかないのに、隔離された環境で育まれる主従を越えた関係、2人の軌跡が好きすぎて。
互いを想い合うのにそれを“罪”のように考える2人が切ないんだけど、それすらも愛おしくて。
だけどその一方で、アンリ皇子が知った「運命」の過酷さやアンリ皇子を堕とすための“手段”が辛くて…ルカがゼインと再会する前の話もあって。読みながら情緒が乱されまくっていました。
大きな憤りによる妖魔化。
それでも、忘れることのない愛する存在。
築いてきた絆がそこには確かにあって。渇望するまま、罪悪感に苛まれながら、カラダを重ねる姿は愛しかなくて。
共にいるためなら躊躇なく己を差し出す2人に涙が。
怒涛の展開が続き、あのゲス野郎の最期もエピローグにて。
商業としてはここで一区切りみたい。
で、3巻ってなってるこちらはやっぱり同人誌なのかな?
舞台は妖精の国、ルカと取り替えられた人間・ルシスがメインのお話になっています。
また違う視点からのお話で、あの「妖精の夜」のことも読めてすごく嬉しい♡
三部構成の予定らしいので、こちらの感想はそれを全部読んでからにしようと思います♩
メインの2人はもちろん、ゼインとルカの仲睦まじさも見れたし新たな恋の予感もあって、1巻より糖度が高め。
どちらも受けちゃんの凌辱っていう私の地雷があったんですが…展開的にギリセーフ。それ以上の愛とストーリーの面白さのお陰で楽しく読むことができました。
KindleUnlimitedでも読むことができますので登録している方はぜひとも~✩
まとめ
・攻めの精通
・苦しむのは愛ゆえ
最後まで読んで頂きありがとうございました!(ㅅ´³`)❥❥
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